このたび,第28回群馬県作業療法学会の学会長を務めさせていただきます,群馬パース大学の吉岡和哉です.

本学会は,2026927日(日)に群馬パース大学にて開催いたします.平素より群馬県作業療法学会ならびに群馬県作業療法士会の活動にご理解とご支援を賜っております皆様に,心より御礼申し上げます.また,本学会の開催に向け,すでに多くの関係者の皆様から温かなご協力を頂戴しておりますことに,重ねて深く感謝申し上げます.

本学会のテーマは,「架け橋みんなのせいかつと参加をつなごう」といたしました.「架け橋」という言葉には,作業療法士としての関わりという意味を込めています.私たちが一方的に橋を渡すのではなく,本人,家族,教育・福祉・医療の関係者,そして地域が同じ方向を見ながら,その地域や人,時代に合わせて橋を調整していく.そのような思いを込めました.

日々の実践では,うまくいった関わりもあれば,迷いながら積み重ねてきた経験や試行錯誤もあります.私たちが向き合う「せいかつ」は,人それぞれに違いがあり,その人が過ごす場所や,周りの人との関わりの中でつくられていきます.また「参加」とは,ただその場にいることだけではなく,「自分の役割がある」「やってみてよかった」という手応えを感じながら,自分らしく関われていることも含むと考えております.しかし現場では,対象となる方の頑張りだけでは越えられない壁に出会うこともあります.

だからこそ本学会では,「できる・できない」を本人の課題だけにせず,環境を整えたり,人とのつながりをつくったりしながら,参加につながる道を一緒に考えていきたいと思います.そして,それらを言葉にして共有し,研究の成果として示していくことは,次の作業療法につながり,現場の力になるはずです.本学会が,実践と研究の両方をつなぐ場となり,明日からの作業療法に役立つ機会となることを願っております.

現在,プログラムの準備を進めております.講演や演題発表,交流会の企画等を通して,それぞれの現場が「つながる」ことを目指してまいります.情報は整い次第,本学会ホームページやSNSにて順次ご案内いたしますので,ご確認いただけますと幸いです.

 

結びに,本学会が参加者の皆様一人ひとりを大切にし,互いの実践を照らし合いながら,新たなつながりと次の一歩を生み出す場となりますことを心より祈念し,開催のご挨拶といたします.皆様のご参加を,心よりお待ち申し上げます.

 

第28回 群馬県作業療法学会 

学会長 吉岡和哉

(群馬パース大学)